元台湾少年工・東俊賢さんを囲む交流会を開催
10月18日(日)、台北市内の喫茶店にて、元台湾少年工の東俊賢さんを囲む交流会を開催いたしました。
交流会には5名の台湾在住日本人・台湾人にご参加いただいたほか、事前お申込者限定で「Google Meet」を用いたオンライン配信も実施し、日本在住の3名の方にもご参加いただきました。
東さんには、戦前、戦時中、戦後のそれぞれのご自身の経験や台湾の歴史についてお話しいただきました。
主な話題としては、日本統治時代の抗日武装事件「タパニー事件」、シラヤ族の歴史、公学校時代の教育、湯徳章とその家族、台湾少年工としての戦争体験など多岐にわたりました。
参加者の方々からは、「戦時中は『日本人』という意識か、『台湾人』という意識か」、「戦後の戒厳令下の台湾で恐い思いをしたか」、「霧社事件についてどのように見ているか」、「戦後、中華民国・国民党政府が台湾を管轄したことについて、祖父や父と受け止め方に違いがあったか」など、東さんに対する様々な質問がありました。
交流会は3時間におよぶ長時間でしたが、話題が絶えず、楽しいながらに、大変学びの多い時間となりました。
今回、初の試みとして、申込者限定でオフライン・オンラインの交流会を開催しました。人それぞれ興味関心分野が異なるからこそ、様々な角度から質問を投げかけることができ、お話を多面的に深くうかがうことができました。
今後も日本語世代の「先輩」を囲み、参加者の皆様とともに台湾の歴史を学び考える場を設けることができれば幸いです。
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